シュタイナー~実践的な観点~
こんばんは
今日はシュタイナーの「いかにして超感覚的世界を認識するか」の4~実践的な観点~からの抜粋
「魂と霊の育成の為に私はどんな努力も惜しまない。
しかし、高次の存在たちが私のことを悟り得るにふさわしいと
見越して(認めて)くれるまでは、全く静かに待ち続けるつもりだ」
という言葉が今日の題です。
一つ目は「魂と霊の育成」である。
魂と霊の育成をするために必要な実践的観点とはなにか?
●忍耐すること ささいなことへの感謝
●欲求と欲望の沈黙 忍耐できないのは我欲の発動である
●自分自身への誠実さ 自分に幻想を抱くな 欠点・弱点・無能さを誠実な目で直視せよ
●好奇心の否定 理念を理想として生きよ
●怒りや不機嫌の克服 事象の正しい観察のために
●不安、無気力、恐怖、迷信、独断、虚栄心、功名心、おしゃべり、焦り、身分や性や人種 などの外的特徴から人を区別する態度を克服せよ
●徹底的に考え抜いたことを口にせよ 反対意見を述べるときは、それが当の相 手にとってどんな意味があるかを見通すことができなければならない
●温和さ
●自分からの語りかけを中止して、周囲の心へ静かな注意を向けよ
今日の勉強で特に印象的だったのが「焦り」と「幻想」だ。
「焦り」
あらゆる種類の焦りは人間の中に潜む高次の能力を麻痺させ死滅させる
焦るというのはそれだけ危険だということがよく分かった、焦るということが無くなればこの先いろんな出来事に対して成果は残していけるとは思う、だけど強引に抑えようとしたって表面的には見えなくなったとしても奥のほうで力をどんどん溜めていってしまう。それじゃあ臭い物に蓋をしたのとおんなじだ。
だからこそうえでも書いてあるように誠実に向き合っていくしかないんだと思う。
「幻想」
どんな場合でも幻想を抱いてはならない
これは、「自分はできるかもしれな」っていう根拠のない幻想を持っていると、失敗したときに自己弁護に走る、自己弁護をした瞬間に自分が頑張って高めてきた道の上でつまずく、それも自分から石を道の上において(笑)
これも自分の欠点・弱点・無能さを誠実な目で直視していかなければならない、その石は自己認識でしか取り除けないから。
魂と霊の育成するために必要な実践的観点をここまでわかりやすく書いてくれている。
この思考内容を生活の一部になるように深く心臓に作用させいく努力を惜しまない。っていうのが最初に一文から思うことです。
全く静かに待ち続けるつもりだ
という文章からわくるけど自分から取りには入ってない。
この例でいうとイソップの物語の「金の斧と銀の斧」だ。これに出てくる主人公も自分自身の誠実さがあってこそ金と銀の斧が手に入った。
いかに自分の我欲を忍耐し、自分に誠実であるか、それが「高次の存在たち」から認められるかだということを思った。
さらに「つもりだ」と最後に締めている。
「~つもりだ」いうのは
話し手の(個人的な)意志
自分がメタモルフォーゼしていこうという意志だ、
そこに出てくるのが、「今のままでいいや」という甘い自分、それは悪魔とよべ!!
ここまで読んでくれてありがとう。
それではまた明日🌙