普段から僕らが耳にする音楽

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最近、DA PUMPの「U・S・A」が流行っていたが、なんでこれが流行るんだろうとクエスチョンだった、

メディアの操作すごいね

 

音楽は今、どこへ行っても聞こえてくる

 

街中、食事処、デパート、公共機関の中の機内音楽、車に乗ればカーステレオから、自分の部屋でも、また外を歩けば、イヤホンで音楽を聴きながら歩いている人たち

 

このように現代では、「音楽」の聞こえてこない場所はほとんどないといってもいい

 

特に最近は、東京に出る機会が多くなってきたのですごくわかります。

電車内でも、街中でも多くの人がイヤホンをして歩いている

そして多くのお店から、絶え間なく音楽が鳴り響いている

 

その音楽も1日の中で振り返ってみても、生の音楽を聴く機会などほとんどない、

全て「再現された音」のスピーカーから聞こえてくる音だ

スピーカー以外で言ったら自分自身がなんとなく歌っているものくらいだと思う

 

ライブ会場に行っても結局聞こえてくるのはスピーカーを通した音楽だ

今の現代で、コンスタントに生の音楽を聴けている人なんて、音楽関係の仕事をしている人くらいだと思う

 

その聞こえてくるものをどうとらえているだろう

 

食事を気にする人や、匂い、吸っている空気、自分が触れるものを気にしている人はよく出会うが、耳に入る音に気を使っている人がどれだけいるのだろう。

五感のどれもが人間が生存していくうえで欠かせないもののはずだ

その中でも一番、聴覚の部分がないがしろにされているように感じる

 

そして、そこかしこに音楽が鳴っているのに、この様な現実を生み出した「背景」については、誰も踏み込んで考えようとはしていない。

 

近代を理解しようとするなら、中世を

明治維新を知りたいなら、江戸末期を

 

歴史を知っていくことで、今が読み解けるものがある

 

 

それは丁度、自分が今立っている絨毯を無闇にめくろうとはしない様なもの

 

その「背景」を考慮しない生き方は、人間が客観的な認識に至ることを妨げている

 

だからこそ正に、この様な音楽の「背景」と、その「効力」に向かい合うことが肝要になってくると思う

 

ということを最近はヨハネス・グライナー著『ロックミュージックのオカルト的背景』から学ばせてもらった。

 

本当に面白い

 

クラシック音楽からJ-POPにいたるまで、体系的に精神史と音楽史の繋がりを論じた本書を是非多くの方に読んでもらいたい!
まさに本書が目指すことは包括的な観点からロックミュージックシーンの成り立ち、そしてクラシック音楽やJ-POPにいたるまで、様々なシーンの垣根を越えて、一本の直線上に音楽史の姿を現出させることです。