色彩=個性

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いやー冷える

 

今までは朝晩厳しかったけど、日中もどんどん冷え込んできた

4時頃には日が暮れ始めるから、満足に外作業も出来ない

地元のおっちゃんに「夏の間は日が暮れるまで時間いっぱいやっとけよ」と言われていたのが、今になって身に染みてわかってきた。

本当に日が長かった時がどれだけ素晴らしかったか、、、

 

そろそろ雪が降るそうだ

朝方、路面も凍り始めたし、霜もたった

月山、朝日連峰の上もだいぶ積もってきた

そして雪マークがついについた!!

 

僕は山形に来て2度目の冬を迎えようとしている

雪が降れば除雪、屋根の雪下ろし、その他いろいろと外の作業も制限されてくるが

それでもとても雪が待ち遠しい

 

雪国の人はどう思っているのか知らないが、僕は雪のある冬が四季の中で一番好きかもしれない。

春夏秋と季節ごとに楽しめるものがあるが、どうも物足りない感じがする

こう思えたのも山形に来てからだった

 

同じ冬でも地元静岡の冬はあまり好きになれない

だってただ寒いだけなんだもん

やっぱ雪が恋しい

まあほかの理由としては地獄の冬トレを思い出してしまうってのもあるかもしれないけどね(笑)

 

というわけでそろそろ山形も初雪きまーす

 

 

さて

最近は内田樹の「街場の読書論」を読んでいたが、ちょっと前にふと目に留まり読み始めた本が一冊あるそれは村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」というものだ。

少し前に、話題になった本だったから知っている人も多いと思う

 

               ~あらすじ~

多崎つくるは鉄道会社でエンジニアとして働きながら東京で暮らしています。

 

子どもの頃から「駅」に魅せられ、「駅」を作る仕事に憧れていた彼にとって、鉄道会社で働けていることは夢が叶ったと言って良いでしょう。


お気に入りの駅はJR新宿駅で、特に用事もないのに新宿駅を訪れてホームに行き交う人々や電車を眺めることさえあります。


36歳で独身。これまでに数人の女性と恋愛をしてきましたが、自分をさらけだせるような信頼関係を築いた経験は1度もありません。


つくるには、心を許し合える恋人どころか、気の合う友達さえ1人もいないのです。
彼がそこまで人間関係に慎重になる背景には、過去の苦い経験がありました。

多崎つくるは大学進学のために上京するまで、地元の名古屋で暮らしていました。


高校時代は男女5人の友人グループを作り、お互いを信頼できる仲間として意識していましたが、つくるだけが進学で上京することになったのです。


上京をしても、まとまった休みがあれば名古屋に帰り、グループの仲間に会いに行っていたつくる。彼にとって、4人はかけがえのない大切な存在でした。


しかし、ある日突然、そのグループから決別を言い渡されます。
「もうこれ以上誰の所にも電話をかけてきてもらいたくないんだ」


突然の宣告に彼は深く傷付きますが、なぜ自分が拒絶されたのかを確かめられないまま、年月だけが過ぎていきます。


結局、名古屋のグループとはそのまま別れてしまい、つくるは、「自分がどうして彼らから拒否されなくてはいけなかったのか」という疑問を持ち続けたまま大人になり、いつしか他人に心を開けなくなってしまったのでした。


それでも、心の傷を隠して自分なりの人生を全うしてきたつくるでしたが、ある女性と出会ったことで、止まったままの時計がようやく動き始めるのです。


彼女の助言に従い、名古屋のグループ1人1人に事情を聞きに行くことになった多崎つくる。そこで明かされる真実は、彼に大きな衝撃を与えることになります。

 

まだ途中までしか読んではいませんが

題にも書いて得る色彩とはなにか

 

登場する多崎つくるの友達だった4人にはそれぞれ名前に色がはいいています

赤松慶(あかまつ けい)
青海悦夫(おうみ よしお)
白根柚木(しらね ゆずき)
黒埜恵里(くろの えり)

 

そしてそれを意識して、アカ、アオ、シロ、クロと呼び合います

 

名古屋の仲良しグループの中で多崎つくるだけが名前に色が入っていないわけです。


でも、そんなの別にどうだっていいじゃないかと思いますよね。ところが、つくる自身、これについて仲間はずれのような意識を持っているのです。

 

ただこの気持ちもわからんでもない気がします

 

やはり学生の時、仲のいいメンバー内に共通する何かを求めている

 

この色彩はキャラ一人一人の個性を表しているのかな

そして名前に色彩を持たない多崎つくるは「無色透明」=個性がない

 

ただこんな単純な意味でつけるほど村上春樹さんは考えなしではないと思う

もっと深い意味があるはずだ

 

この本はまだ中までしか知らないが、一つは多崎つくる自身の過去をひも解くために旅をするという物語なのかななんて思っている

 

物語の主人公である多崎作の人生の一部を綴ったものだ

 

では人生にとっての「色彩」とは何か?

 

どれだけ豊かにしているか、ってことと思う

豊かにするっていっても自分にとって都合のいい事ばかりだったかってわけでもないはず、いろいろな大変なことや、悩むことがあったとしても、結果それがこれから生きていくうえで自分の血肉となり、自分自身を豊かにしていってくれたか

 

そうなっていくと色彩のあるものになっていくと思っている

 

だからこそ色彩がない人なんて、いないと思う

 

 

ただ自分で気が付いていないだけ、客観的にみるとたくさん物をもっている

 

 

読みながら多崎つくると自分を重ねていた

 

まず最初に仲のいい5人ってところで「おっ」よなったね

男女が3:2

 

この状態は中学の時に経験したことがある

クラス替えの時にたまたま席が近かった5人だったがそのまま仲の良いグループになりよく一緒に行動を共にしていた

 

ただこの本とは違うのは僕以外でカップルが成立したということだ!!

それも2組

なんでだよ!!!

なんで俺には彼女ができないんだ!

 

あんまりいい思い出ではないね

よし、切り替えよう

 

 

すこしつまらない昔話をしてしまいましたね

 

それでは今日はこの辺で

 

また明日~